タルトタタン
こちらは 娘一押しの 紅玉で作った 「タルトタタン」 です。
昔、フランスのタタンさんが、間違ってタルト生地を敷き忘れて、生地を上からかぶせて焼いた、失敗から生まれたタルトだそうです。
私は、ずいぶん昔に、代官山のフレンチレストランで初めて食べて、感激し、それ以来タルトタタンのとりこになりました。 色々試行錯誤を繰り返し、今のレシピが出来上がりました。
実を言うと、パイ生地は普段 ニュージーランド産の冷凍を使っています。 私、パイ生地、材料費をかけ、伸ばすのに手が痛くなったりと苦労したわりに、上手に作れないんです。 いろいろな冷凍生地を試した結果、バターの香りがして、きれいに膨らんで、自作よりずっと美味しいんです。(シュークリームとパイ生地は コストパフォーマンス がいいので、ほとんど作らなくなってしまいました)
そのパイ生地、我が家からちょっと遠いところにあるので、あらかじめ買っておかなければなりません。 今回も あれよ と言う間に 買わずに、とうとう おりんごの季節になってしまいました。
しょうがないのでフィユタージュ・ラピッド(即席で作るパイ生地)を自前で作る事にしました。 先日のキャラメリゼのタルトを作りながら、 作っていたパイ生地がこれです。 すごく久しぶりに作りました。
この手作りパイ生地、オーブンで焼き具合を見ている時に、結構膨れていたので、まあよしとします。 娘も「結構おいしいよ」 となぐさめてくれました。
「主役は紅玉」 今回は、息子が「大丈夫。美味しい」というくらいのキャラメルの焦がし具合になり、まずまずの出来だと思います。 生クリームをかけることにより、酸味と甘みをまろやかにしてくれます。
冷凍のパイ生地で 簡単に作れますので、ぜひ ぜひ お試しあれ!
- 紅玉 ・・・ 6~8個(大きさによる)
- レモン汁 ・・・ 大匙3
- バター ・・・ 50g
- 砂糖 ・・・ 150g
- パイ生地 ・・・ 1枚(フィユタージュ・ラピッドのレシピは省略)
作り方
- パイ生地は型より少し大きめにカットして、フォークで全体に空気穴を開け、ラップをして冷蔵庫に入れておく。
- 型の内側にバターを塗る。
- 紅玉は 皮を剥き、縦8等分のくし型と 縦4等分し横に半分に切ったものを用意。(くし型の方を多く) レモン汁をふりかけて変色をふせぐ。
- オーブンを200度に設定。
- 鍋に 砂糖 と 水(小匙1:記載外)を入れ、火にかけ、きつね色になったらバターを入れ、切ったりんごをレモン汁ごと入れ、りんごにキャラメルがからむように炒め、表面がすこし柔らかくなるまで煮る。
- 型にりんごをすき間なく詰め、残った汁は どろっと するまで煮詰め(ここが重要)りんごの上からかける。
- 紙蓋をかぶせて、200度で15分焼く。 さらに、紙蓋をはずし、パイシートをきっちりかぶせて、縁を竹串などで押し込み、200℃で30分焼く。
- オーブンから取り出し、冷めたら、冷蔵庫に入れる。
- 型からはずし(はずしにくいときは型を温める)、お皿に切り分ける。
- ほんのり、レンジで温め、生クリームをかけていただくと、よりいっそう美味しいです。
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コメント
つかぬ事をうかがいますが・・・・
撮影のとき、、バック紙かなんか使われてます?
背景のグラデーションがなんか妙に綺麗ですよねぇ・・・・
あ、、、もちろんタルトタタンも美味しそうです、、もう食べつくされてしまった後なんでしょうか・・・
美味しいケーキ食べたいなぁ・・・・・
投稿: shin | 2007年10月 8日 (月) 15時37分
shin様
素直に喜んでいいですか!?
不自然で変でしたか? お花が白で、右下、ホールの写真(前の晩です)だと、なんだか変で、ご指摘のとおり、食べ尽くした残りの1切れで撮ってみました。
以前シーフードサラダのコメントにちょろっと書きましたが、http://majyoi-kichen.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_4068.html
グラデーション ペーパーというものをカメラ屋さんで見つけ ちょっと感動。 でもあまりに高いので、A4の紙にグラデーション印刷(夫が教えてくれた)して使ってます(笑)。 そのため、大きさにすごく制限ができてしまいます。 また、右側濡れた跡ありますでしょ? なので、新しく作りなおしました。
カメラもそうですが、機材って色々あるのですね。 夫は写真が好きなので、購入を勧めてくれますが、揃えても使いこなす自信がないのです。 まずは 自前で ぼちぼち 行こうと思います。
投稿: totto | 2007年10月 8日 (月) 17時00分